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空前の医学部人気について

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10~20年ほど前までは私大医学部の中には比較的「入りやすい」大学も少なくありませんでしたが、ここ10年程の間に私大医学部の偏差値が10ポイント以上上がるなど、空前の「医学部人気バブル」が続いています。

 

私大医学部は「偏差値と学費が反比例する」と昔から言われていますが、高い学費がかかる私大医学部であっても、昨今はかなりの高偏差値でないと入れなくなっています。

 

・国公立大学受験前のお試し受験・滑り止め受験
・予備校などから「合格実績」の為に頼まれて受験した
なども多いとは思いますが、私大医学部の中には30倍近くの倍率を出している大学もあります。

 

ここ10年程の医学部人気の原因として考えられるのは、

・司法改革で法学部人気が萎みその結果、中高一貫の上位層の医学部志望比率が高まったから
・団塊ジュニアに該当する「開業医2代目」のお医者さんのご子息が受験する年代になってきたから
・非正規雇用の増加などをうけ、安定志向が受験生や保護者の間で高まっているから
などだと思います。

医学部人気は今後も続くのでしょうか?それとも「バブル」のように崩壊するのでしょうか?


<医学部人気に関連するサイトや記事>

優秀な高校生が医学部ばかりに行ってしまってよいのだろうか

医学部は志願者が増えているし、特に私立大学に関してはすさまじい勢いで志願者が増えている。

「お金」「ステータス」「安定性」ばかりを中学・高校生のうちから求めてしまう現在の教育のあり方にこそ問題があるような気がします。

 

 

「医学部に進んでしまったけれど、医者にはなりたくない」という増田さんへ

「医者」というものを「典型的な臨床医」だけに限定して考える必要はないと思うんですよ。

全国の医学部生のうちかなりの割合が「お医者さんの息子さん」「お医者さんの娘さん」である現状において、激しい受験戦争を勝ち抜いて医学部に入学したあとに、「なんで医者になるんだろう」と考える人は多いのではないでしょうか。特に勤務医のご子息の場合、そのような葛藤は珍しくないようです。有名中高一貫校に入って、回りも医者の子供ばかり、当然のように進路調査では「医学部志望」と書いてしまう。でも本当にやりたい事は・・・。多くの大学生が大学に入った後に「自分のやりたいこと」を探すのに比べて、医学部進学者は潰しがきかないような気もします。

 


医者の権益確保システム凄すぎワロタ

考えれば考えるほど、医者+製薬会社+官僚の権益確保システムがよくできていて笑うしかない。

昔は「ステータスがあり」「高収入で」「安定している」職業は医者と弁護士でした。ところが、司法試験の合格者数が大幅増となって以降、お医者さんだけが「ステータスがあり」「高収入で」「安定している」職業と考える保護者や学生の方が増えた結果、空前の医学部ブームとなっています。地方・過疎地にも医者が十分にいるような日はやってくるのでしょうか。

 


なんとなく医学部に入った人は多いんだろうな

理由の無いものを覚えるというのができないまま医学部に入ったので、これは本当にきつかった。

以前、知り合いのお医者様から「大学受験や医学部時代なんかよりも医者になった後の方が勉強時間・量は圧倒的に多くなった。医者になった後に勉強する人としない人の差は10年もすれば大きく広がる」という話を聞いたことがあります。皆が目的意識をもってお医者さんになったとは限らないにしても、プロフェッショナルとして日々努力をされているお医者さんが分かるような仕組みはないものでしょうか。

 


医学部の勉強量

医学部は暗記中心だからとか、他学部のほうがクリエイティブとかそういう話ではなく

医学部に限らず、どんなジャンルであっても「勉強」というものは「それをこなす能力をつける」という要素もあると思います。